高橋ペットクリニック ブログ

高橋ペットクリニックからのお知らせです。臨時休診や飼い主様への情報を提供します。


ラブラドールの腹腔内出血

高橋ペットクリニック 外科ケースより

11歳齢 ラブラドール
突然の元気消失で来院。
初日の検査では異常値が認められず、来院時には調子もよかったので初日は様子を見ることに・・・
翌朝には起立もままならぬほどの状態とのことで再来院。

腹部超音波検査にて前日なかった腹水を確認しました。
血液検査でも貧血が見られ、腹水は血様で腹腔内出血と診断しました。

このようなケースでは脾臓からの出血であることを多く経験します。
しかしこのワンちゃんは6年前に脾臓が原因で腹腔内出血を起こし、脾臓は摘出済み。
そのときの脾臓の病変は良性だったので、今回の腹腔内出血は関連がないと思われます。

原因追及のため飼い主さんはCT検査を希望されました。
CT.jpg
副腎の腫大(青矢印)が最も大きな異常であり・・・副腎からの出血を疑いました!!

【重要】CT検査は当院では実施できません、ちなみにこのCT検査は福岡中央動物病院にて緊急的に撮影していただきました。
富永先生 有り難うございました。

撮影後緊急手術
↓クリックすると大きくなりますが、これは血が多いため血がだめな方はクリックしないでください!!
IMG_6628.jpg

腫大した副腎の皮膜が破裂し、そこから出血していました。
↓クリックすると大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
IMG_6636.jpg
注意深く剥離し、チタンクリップにて結紮。

IMG_6641.jpg
摘出した右副腎です。病理組織検査では副腎皮質腺癌でした。

ゴールデン、ラブラドールはいつも元気で食欲も旺盛のため、病気の存在になかなか気づきにくいです。
定期的な健康診断を受けましょう!!


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