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獣医が恐れる異物:ひも状異物 診断編1超音波所見

高橋ペットクリニック 外科ケースより

今回は獣医が恐れる異物であるひも状異物について紹介します。

獣医が恐れるというのはひも状異物自体が腸管にダメージを与え、腸管穿孔を複数引き起こし、取り返しのつかない事態を招くことがあるからです。

もちろん死亡するケースも経験しています!!

通常は腸閉塞を引き起こしていますので、症状は嘔吐です。通常食欲もなくなります。

レントゲン検査では、ひも状異物自体はうつりませんので、見逃す可能性があります!

そこで、腹部超音波検査です。
動画は↓


静止画です。
10276_20190827_Thyroid_0007のコピー
腸管は蛇行し、つづれたような様相になります。腸管内腔には異物を示す音響陰影を伴う高エコー所見を確認します。

10276_20190827_Thyroid_0010のコピー

また通常は異物の一端が胃内に残されているので、胃の幽門部に異物が確認できます。
10276_20190827_Pediatric-_Abd-U_0004_edited-1.jpg

次回は獣医が恐れる異物:ひも状異物 診断編2 内視鏡検査所見です。

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