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高橋ペットクリニック ブログ

高橋ペットクリニックからのお知らせです。臨時休診や飼い主様への情報を提供します。


内視鏡でとれなかった食道内異物 ひづめ

高橋ペットクリニック内視鏡&外科ケースより

フレンチブルドッグがひづめを飲み込んだとのこと。

X線造影検査で食道内につまっていることが確認されました。

食道内異物は時間が勝負です!!直ちに内視鏡下食道異物に望みました!!

食道遠位にひずめのかけらがつまっていました!!

食道内異物3

通常使用している鰐口型把持鉗子にて除去を試みますが、引いても押しても微動だにしません。
2チャネル内視鏡にて2本の鰐口型把持鉗子で除去を試みますが、またしても微動だにしません。

最終的には腹腔鏡の把持鉗子まで登場し、3本の把持鉗子で掴みますが除去不能でした!!

食道内異物 編集

内視鏡下での異物除去はあきらめて、開胸手術による食道内異物除去に変更。

↓写真をクリックすると大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
6966.jpg

食道切開を行いがっちり食道に食い込んだひづめを除去しました!!

食道を2層で縫合後手術を終了としました。
↓写真をクリックすると大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
6972.jpg
処置時間4時間におよびました!!冷や汗と労働による汗をそうとうかきました!
異物はこのひづめのかけらです!!
6979.jpg

ひづめは長持ちするおやつとして与えられています。
こんな感じです。(イメージ図)
イメージ

食道異物あるいは食道の外科手術は命がけの治療と思います!!
どうみても危険なものです。やめましょう!!


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