肝外性門脈体循環シャント
高橋ペットクリニック 外科ケースより
肝外性門脈体循環シャント
肝臓への栄養血管である門脈の先天的な奇形の病気。
シーズー、4歳齢
血尿を主訴に来院。
膀胱結石があり、尿検査において尿酸アンモニウム結晶が見られた。
追加のアンモニアおよび胆汁酸の検査結果より、門脈体循環シャントが疑われました。
また福岡中央動物病院でCT検査を実施していただきました。

検査によって門脈から奇静脈(矢印)に短絡していることがわかりました。
根治目的で開腹手術を実施。
まずは開腹下でも門脈造影

なんとCTで見られたはずの短絡血管が見られません・・・・
そこで右下撮影から左下撮影に変更。
すると

しっかりCT検査で見られた短絡血管が見られました。
↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!

短絡血管を確保。
結紮前門脈圧2mmHg→9mmHgだったので完全結紮。
結紮後再度左下で門脈造影。

短絡血管は造影されなくなりました。
門脈体循環シャントは様々な臨床症状を呈します。今回は血尿でしたが、神経症状、消化器症状などがよく見られます。
ランキングに参加してみました。よろしかったらボチィとお願いします!!


あるいは
こちらからhttp://vet489.jp/takapet/mobile/index.php
肝外性門脈体循環シャント
肝臓への栄養血管である門脈の先天的な奇形の病気。
シーズー、4歳齢
血尿を主訴に来院。
膀胱結石があり、尿検査において尿酸アンモニウム結晶が見られた。
追加のアンモニアおよび胆汁酸の検査結果より、門脈体循環シャントが疑われました。
また福岡中央動物病院でCT検査を実施していただきました。

検査によって門脈から奇静脈(矢印)に短絡していることがわかりました。
根治目的で開腹手術を実施。
まずは開腹下でも門脈造影

なんとCTで見られたはずの短絡血管が見られません・・・・
そこで右下撮影から左下撮影に変更。
すると

しっかりCT検査で見られた短絡血管が見られました。
↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!

短絡血管を確保。
結紮前門脈圧2mmHg→9mmHgだったので完全結紮。
結紮後再度左下で門脈造影。

短絡血管は造影されなくなりました。
門脈体循環シャントは様々な臨床症状を呈します。今回は血尿でしたが、神経症状、消化器症状などがよく見られます。
ランキングに参加してみました。よろしかったらボチィとお願いします!!


あるいは
こちらからhttp://vet489.jp/takapet/mobile/index.php