FC2ブログ

高橋ペットクリニック ブログ

高橋ペットクリニックからのお知らせです。臨時休診や飼い主様への情報を提供します。


犬の胸腺腫(治療編2:外科治療)

高橋ペットクリニック 外科ケースより

前回から続きです。

犬の胸腺腫はステロイド療法によって縮小効果が見られました。
しかしこの治療では限界あります。

最も効果的な治療法は外科的治療となります。

胸腺腫の手術は通常胸骨縦切開によってアプローチします。
↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
]
上が頭側 下が尾側

開胸するとこのような所見です。
↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
DSC04247.jpg
上が頭側 下が尾側

胸腺腫をはがしていって、最後胸腔から取り出します。
↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
DSC04256.jpg

胸腺腫を切除した後の胸腔内
↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
DSC04259.jpg
きれいに除去することができました!

切除した胸腺腫
↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
DSC04261.jpg

切除後の胸部X線検査所見です。
IM-0001-1001_201909122325314bd.jpg

前胸部の腫瘍は消失し、心臓の位置も元に戻りました!!

犬の胸腺腫の外科治療の予後は、1年生存率は80%以上で、巨大食道症と併発していなけれ中央生存期間は800日と言われています。しかし再発率は10〜20%と言われています。

犬の胸腺腫について4回にわたり紹介しました。本日が最終回になります。

ランキングに参加してみました。よろしかったらボチィとお願いします!!

動物病院・獣医ランキング

QRコード
あるいは
こちらからhttp://vet489.jp/takapet/mobile/index.php


犬の胸腺腫(治療編1:内科治療)

高橋ペットクリニック 外科ケースより

前回からの続きです。

胸腺腫の治療は基本的に外科手術による摘出となりますが、このような大きな腫瘍の場合は切除もなかなか難しいと考え、なんとか小さくならないものかと考えます!!

胸腺腫は放射線療法に対して75%以上のケースで効果があると言われています。
しかし、放射線療法を受ける施設が大学病院など限られた施設しか対応出来ません。

今回は放射線療法は希望されなかったので、ステロイド療法を実施しました。
ステロイド投与2週間後の胸部X線検査所見です。↓

IM-0001-1001_2019091119195451d.jpg
かなり小さくなった感じがします。
投与前の胸部X線検査所見と比較してみましょう!!投与前のX線所見です↓
IM-0003-1003.jpg

少し小さくなったところで手術を実施します!!

次回は犬の胸腺腫 治療編2:外科的切除術です。

ランキングに参加してみました。よろしかったらボチィとお願いします!!

動物病院・獣医ランキング

QRコード
あるいは
こちらからhttp://vet489.jp/takapet/mobile/index.php


犬の胸腺腫(診断編2:精密検査 CT検査と組織生検)

高橋ペットクリニック 外科ケースより

昨日の続きです。

咳を主訴に来院した柴犬
胸部X線検査において前胸部腫瘤と診断され、精密検査(CT検査と生検)を実施します。
目的は確定診断、手術可能かどうか?、転移の有無です。

CT検査所見です。
矢状断面像です。
yonekura_003_edited-1.jpg

心臓が腫瘍によって尾背側に押されていました。

横断面像です。
yonekura_001_edited-1.jpg

ここで大血管を巻き込んでいるのか?を確認します。緑矢印の腕頭動脈と左鎖骨下動脈は変位は見られますが、腫瘍に巻き込まれていないことが確認されました。胸腺腫非浸潤型なので、手術適応となります。明確な転移病変も見られませんでした。

3Dにしてみると
yonekura_005.jpg

yonekura_006.jpg

ピンクが腫瘍になります。青色が肺になりますが、腫瘍の大きさはかなり大きなものであることが確認されました。

最後にツルーカット生検を実施し、検査は終了しました!!
病理組織検査では、胸腺腫と診断されました。

次回は胸腺腫 治療編 です。

ランキングに参加してみました。よろしかったらボチィとお願いします!!

動物病院・獣医ランキング

QRコード
あるいは
こちらからhttp://vet489.jp/takapet/mobile/index.php


犬の胸腺腫(診断編1:症状とX線検査)

高橋ペットクリニック 外科ケースより

胸腺腫という胸腔内にできる腫瘍の症例を紹介します。

柴犬 12歳齢 雄

を主訴に来院。

胸部X線検査では
IM-0003-1003.jpg

このX線検査では、心臓が尾側に押し上げられ、また気管も挙上しており、前胸部に不透過性の亢進を認めました。
前胸部に腫瘍ができていることを疑います。

普通の犬の胸部X線検査所見はこんな感じなので・・・
IM-0001-1001_201909092344188a1.jpg

比較すると全然違います!!
仰向けで撮影したX線検査所見が
IM-0002-1002_2019090923351506b.jpg

ちなみに普通の犬では
IM-0002-1003_edited-1.jpg
仰向けのX線写真でも大きな違いを感じます!!

その後超音波検査を実施しました。
超音波検査では、心臓の頭側に充実した腫瘤が確認されました。

ここまでの検査で
1.胸腺腫
2.異所性甲状腺癌
3.ケモデクトーマ
4.様々な肉腫
5,中皮腫
6.非腫瘍性の肉芽腫、囊胞、膿瘍
などの病気を鑑別しなければなりません。

次に実施するのは精密検査です。
精密検査では、腫瘍の発生状況外科的切除可能かどうか?転移の有無を確認する為にCT検査そして同時に腫瘍の病理組織検査も実施する計画にしました!!

次回は胸腺腫 診断編2:精密検査( CT検査および病理組織検査)です。

ランキングに参加してみました。よろしかったらボチィとお願いします!!

QRコード
あるいは
こちらからhttp://vet489.jp/takapet/mobile/index.php


猫のジョイントマット誤飲

高橋ペットクリニック 内視鏡と外科ケースより

猫のジョイントマット誤飲による処置が2件ありました!!

最初の猫ちゃんは胃内にあること状態で、診察を受けていただきましたので内視鏡下での除去ですみました。

011.jpg

バスケット把持鉗子を用いても除去しました。

DSC01745.jpg

もう一匹の猫ちゃんは小腸内で閉塞していました。
この場合は内視鏡は届かないところなので、外科的に開腹手術による腸管切開を行いました!!

↓クリックすると写真は大きくなりますが,血がだめ人はクリックしないでください!!
DSC04309.jpg

腸切開したところは縫合します!!
↓クリックすると写真は大きくなりますが,血がだめ人はクリックしないでください!!
DSC04311.jpg

ジョイントマット美味しいのでしょうか?
今回2件連続しましたので、紹介しました!!
お気をつけください!!

ランキングに参加してみました。よろしかったらボチィとお願いします!!

QRコード
あるいは
こちらからhttp://vet489.jp/takapet/mobile/index.php




Copyright ©高橋ペットクリニック ブログ. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.