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高橋ペットクリニック ブログ

高橋ペットクリニックからのお知らせです。臨時休診や飼い主様への情報を提供します。


猫の急性嘔吐(小腸内異物) 診断編

高橋ペットクリニック 外科ケースより


急性嘔吐および食欲不振の

腹部超音波検査を実施しました!!



小腸内に音響陰影を伴う表面高エコー所見が確認され、消化管内異物と診断しました!!

X線検査も同時に実施しましたが、異物は確認できませんでした!!
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治療編は後日アップします!!

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短頭種気道症候群の予防的治療

高橋ペットクリニック 外科ケースより

ブルドッグ、パグ、フレンチブルドッグ、ボストンテリアなどが代表的である短頭種には呼吸器系の問題を抱えていることが多くみられます。

鼻が狭かったり、軟口蓋が長かったりすることで呼吸障害が起きます。
若いときはなんとかブヒブヒ、ガーガー言いながら元気に暮らせていても、この状態で数年経過してしまうと喉頭(喉)がぐちゃぐちゃに変形(喉頭虚脱など)してしまい、呼吸状態の悪化につながります!!

これが短頭種の麻酔は危ないと言われる由縁です。

従って、外鼻孔が狭い子や軟口蓋が長い子は若いうちにそこを矯正しておくことを薦めています。

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↑鼻の穴(外鼻孔)が狭い子

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↑外鼻孔拡大手術後 鼻の穴が広がっています!!

軟口蓋過長の症例
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矢印が軟口蓋
点線の部分を超音波メスで切除します!!

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切除後の所見
軟口蓋が喉頭にかぶらないように短くしています!!

このように呼吸をする上で閉塞を引き押している部分を早期に解除してあげることで将来的な呼吸困難を起こらないように予防することが大事だと言われています!

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内視鏡検査で見つかった胃内異物

高橋ペットクリニック 内視鏡ケースより

トイプードルが間欠的嘔吐で来院。

腹部超音波検査、X線検査そして血液検査を実施しましたが、良くなったり、悪くなったりを繰り返しました。

腹部超音波検査は複数回2人の獣医師で実施しましたが、異常は確認できませんでした!!

そこで、内視鏡検査を実施することになりました!!



なんと胃内に異物がありました。

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ビニールの異物が胃内にありました!!

超音波検査は胃内の異物を見落とすことがあります。これは解剖学的に胃内には食餌、ガスが存在するためどうしても完璧に全体を把握できないことに直面します!!

X線検査でも胃内異物はX線にうつらないものであれば、見つからないことが多いです。

従って、今回の様に内視鏡検査で胃内に異物があったということも不思議ではありません。

治りきれない嘔吐や下痢には内視鏡検査を実施することを考慮します!!

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猫にもある潜在精巣

高橋ペットクリニック 外科ケースより

犬の潜在精巣を紹介してきましたが、猫にも潜在精巣はあります!

実は猫の潜在精巣は見つけるのが犬と比較して難しいです!!
昔はだいぶ時間がかかってしってましたが、だいたい場所が決まっていることで最近はすぐに見つめることができるようになりました!!

↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
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手術後の写真です。
DSC05272のコピー
緑矢印は包皮です。

しかし、猫の精巣腫瘍は犬と同様のものが報告されていますが、非常に稀と言われていて、実は今まで自分は経験したことがありません。

猫の場合は潜在精巣だからといって精巣腫瘍になりやすいとは言われていません!!

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腹腔内精巣腫瘍 治療編

高橋ペットクリニック 外科ケースより

昨日の腹腔内潜在精巣症例

血液検査で異常なし。
超音波検査において腹腔内転移なし。
胸部X線検査において転移所見なし。

異常の所見より手術適応症例と判断し、腹腔内精巣腫瘍切除を実施しました!!

↓クリックすると写真が大きくなりますが、血がだめな方はクリックしないでください!!
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腫瘍化した精巣を摘出、また陰嚢内の精巣も同時に摘出しました!!
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右側が腫瘍化した腹腔内にあった精巣腫瘍。左側が陰嚢内にあった正常な精巣。

大きさの違いがかなりあります!

病理組織検査でセミノーマ(精上皮腫)と診断されました。

精巣腫瘍には、このセミノーマ、セルトリ細胞腫、ライディッヒ細胞腫の3つがほとんどです。
この中でライディヒ細胞腫は良性腫瘍で転移はしません。

セミノーマとセルトリ細胞腫は稀ではあります(15%以下)が、転移を引き起こします。
またセルトリ細胞腫の50%以上と一部のセミノーマはエストロジェンという女性ホルモンを分泌するため、雌性化がみられます。雄でありながら乳腺の発達、乳汁の分泌、陰茎萎縮などです。
最も問題になるのがこのホルモンによって再生不良性貧血を起こしてしまうことです。こうなってしまうと手術もできない状況になっていることもあります。

これらの予防として若齢期の去勢手術を提案しています。去勢手術をすることによってその他にも高齢期に起こる前立腺疾患、肛門周囲腺腫そして会陰ヘルニアを予防することが可能になります!!

また潜在精巣の場合は、精巣腫瘍になりやすいので、去勢手術を実施しましょう!!

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